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犬のニキビダニ症の原因と治療

犬のアレルギー症状は種類があります。人間と同様のアレルギーもあれば、犬独特のアレルギーもあります。

今回は、そのアレルギーの一つである「ニキビダニ症」についてお話しします。

ニキビダニ症について

ニキビダニ症とは

毛根に、ニキビダニという小さなダニが多数寄生して起こる病気です。アカルス、毛包虫症ともいわれています。

2種類の症状

口や下あご、目のまわり、前足の先などに、小さな脱毛が起きます。脱毛範囲は、徐々に広がります。やがて脱毛部分に、赤いできものができ、皮膚がただれていきます。かゆみは少ないですが、二次的に膿皮症を起こすと、強いかゆみが出ます。

発症は生後3~6カ月の子犬に多いといわれています。厄介なのは、成犬での発症で、特に老犬に発症した場合です。

症状には2つのタイプがあります。局所的なタイプと全身に及ぶタイプです。

局所型

慢性で、ゆっくりに症状が進行していきます。初めは小さな限局性の紅斑と皮膚がボロボロしてきたり、脱毛斑ができたりします。初期症状は何のかゆみもありません。

全身型

初めの2~3日は局所型と同じ症状なのですが、病状の進行は早く、症状が出る範囲が急速に広範囲となります。病巣がベチョベチョしてきて、湿疹等になり皮膚がただれます。この弱った皮膚に、二次的な細菌感染が起こり、かゆみや痛みが増してきます。発症後約1ヶ月で全身膿皮症となり、放っておくと気管支肺炎や敗血症で死にいたることもあります。

原因

ニキビダニは、顕微鏡でしかみえない、小さなイモムシ状のダニです。授乳期に母犬から感染するといわれています。

多くの犬がもともと持っていますが、通常、繁殖はおさえられています。しかし、成長途中の子犬や老犬のように抵抗力が弱いと、毛根部分でニキビダニが繁殖し、発症しやすくなります。

治療方法

抗生物質(抗菌薬)を飲ませたり、注射したりして治療します。全身に広がっている場合は、治るまでに3カ月以上かかることもあります。

予防方法

発症には遺伝的な素因、基礎疾患、体力や免疫力の低下が関係していることから、子犬期から十分な栄養管理と体力維持に努め、元気で健康に育てることが予防の第一歩といえます。

また、発症している犬を繁殖犬としないことが最も大切です。皮膚を清潔に保つのも予防の一つとなるでしょう。

アレルギーにも強い耐性のある身体に

アレルギーに発症しないためにも、肉体的にも強くすることが大切です。肉体作りをしていれば、発症リスクを下げることができますし、発症しても強い耐性があれば、症状が悪化しないといわれています。

その肉体作りに最適な方法は「食餌」です。人間食や市販のドッグフードを与えていると、強い肉体を作ることは難しいでしょう。しかし、獣医師がすすめるドッグフードなら、栄養価が高く、添加物などの余計なものが含まれていないため、安心して肉体作りができます。愛犬のためにも、食餌を見直してみましょう。