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犬の皮膚の異常から考えられる病気

犬は人間と同様に、身体に異常をきたすと、なんらかの症状があらわれたりします。飼い主の方は、その異常をいち早く気づき、早期治療してあげることが、重要です。

今回はその身体の一部である皮膚の異常から考えられる病気についてお話しします。

フケが出る

フケとは、皮膚の細胞の老廃物や、乾燥した皮膚が落ちるものなので、少量であれば、問題はありません。

定期的にシャンプーをすれば、目立たなくなります。

しかし、シャンプーをしているのにフケが出るのであれば、皮膚の病気やホルモンの病気の可能性があります。病気によって、フケの状態はことなります。

例えば、ベタつく、またはパサパサしている場合は、脂漏症(しろうしょう)が考えられます。さらに、フケに伴って気になる症状がないか確認しましょう。

かゆみや発疹、脱毛などの症状が同時にみられるようなら、ツメダニ症や疥癬症(かいせんしょう)、甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)などのホルモンの病気の可能性があります。

そのほか、心臓に障害がある場合にも、血行不良から皮膚が老化し、フケが出ることがあります。

フケの異常から考えられる病気

フケの異常から考えられる代表的な病気を下図に紹介するので、参考にしてください。

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皮膚の色がおかしい

被毛で覆われている犬の皮膚は、外からは見えにくいものです。ブラッシングのときに、被毛をかき分けて、皮膚の色をチェックする必要があります。

皮膚の色が赤い場合は、皮膚の炎症が起こっている可能性があります。病気によって炎症が起こるうえに、かゆみで犬が皮膚をかくため、さらにただれれしまうこともあります。また、患部をかいたり、なめたりすることで、黒ずんでくることあります。

肝臓の病気を発症している場合は、黄疸(皮膚が黄色くなる)になることがあります。

皮膚の色の異常から考えられる病気

皮膚の色の異常から考えられる代表的な病気を下図に紹介するので、参考にしてください。

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皮膚にしこりがある

皮膚の表面を触ったとき、しこりを感じたら、犬がなんらかの病気を発症している可能性があります。

痛みを感じたり、触られるのを嫌がったりするしぐさがない場合は、腫瘍(ガン)の可能性があります。特にあごや乳腺、わきの下、足の付け根などにあったら注意が必要です。

皮膚のしこりから考えられる病気

皮膚のしこりから考えられる代表的な病気を下図に紹介するので、参考にしてください。

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脱毛する

春と秋の換毛期は、気温の変化に応じて被毛が大量に抜ける季節です。しかし、換毛期以外の時期に毛が大量に抜ける場合は、病気を疑いましょう。抜け方や抜けている場所によって、考えられる病気は異なります。

円形に抜ける場合は、円形の脱毛は、皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)の可能性があります。目や耳、鼻、足先などから脱毛し、全身へと広がります。

広範囲に毛が抜ける場合は、膿皮症(のうひしょう)が考えられます。強いかゆみから、身体をかいたり、噛んだりすることで毛が抜けていきます。

目や口のまわり、前足の毛が抜ける場合は、ニキビダニ症や皮膚糸状菌症が疑われます。脱毛部分が広がっていくとともに、かゆみも強まります。

先述した以外にも、左右対称に抜けたり、背中などから抜けたり、身体の同じ場所をなめ続けたり噛んだりして抜ける場合、ストレスが原因の可能性があります。

脱毛の異常から考えられる病気

脱毛の異常から考えられる代表的な病気を下図に紹介するので、参考にしてください。

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不快なにおいがする

犬には特有のにおいがありますが、シャンプーをしていれば、それほど気になりません。問題は不快に感じるにおいです。どこがにおうのかを突き止める必要があります。

全身がにおう場合は、皮膚の病気が考えられます。フケが出たり、ベタベタしていないかなど、被毛をかき分けてチェックが必要です。

目のまわりがにおう場合は、パグなど、目が大きい犬種は、目のまわりに分泌物がたまり、におうこともあります。また、結膜炎を起こしていると、大量の目やにが出てにおうことがあります。

お尻がにおう場合は、肛門の病気や、生殖器の病気が考えられます。お尻をこする仕草があったり、肛門のまわりが腫れていたりしないかチェックしてください。メスの場合は、外陰部から分泌物や血が出ていないかチェックしてあげましょう。

耳がにおう場合は、耳垢(みみあか)がたまっていたり、耳に異物が入って炎症を起こしていたりすると、悪臭がすることがあります。外耳炎や中耳炎、ミミダニや細菌が繁殖していることもあります。

口がにおう場合は、歯周病や口内炎などの問題が考えられます。口や歯茎(歯肉)、口のまわりをよく見て、歯垢(しこう)がついていないか、歯がぐらいついていないかを確認しましょう。魚や鶏肉の骨などが歯茎に刺さり、炎症を起こしている可能性もあります。

しわの間がにおう場合は、ブルドッグのようにしわの深い犬種は。しわの間に垢(あか)がたまりやすいため。細菌が繁殖しやすくなります。ただれて皮膚炎を起こしている可能性もあります。

においの異常から考えられる病気

においの異常から考えられる代表的な病気を下図に紹介するので、参考にしてください。

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早期発見がポイント

病気の発症前の状態の健康体に戻すには、早期発見が重要になります。なので、飼い主の方は、定期的に検診を行ってあげましょう。また、なんらかの異常がある場合は、すぎに獣医師に診てもらい、治療してあげましょう。