ラブラドール・レトリバーの飼い方と注意点
犬は日本古来のものや外来種などさまざまな犬種が存在します。その犬種に合った飼い方としないと、病気やケガを負う可能性があるので、犬を飼う際はその犬の特徴を把握しておくことが大切です。
今回は犬種の一種である「ラブラドール・レトリバー」についてお話しします。
ラブラドール・レトリバーの飼い方
ラブラドール・レトリバーの特徴
ラブラドール・レトリバーは、とても人気のあるイギリス原産の大型犬です。元々は、漁網や魚を回収する犬として活躍していました。その為、泳ぐことがとても上手です。
がっしりとしてたくましい体と短い被毛を持ち、毛色はブラック、イエロー、チョコレート(レバー)があります。チョコレートは珍しく、あまり見かけることがありません。
お手入れ方法
短毛種なのでお手入れはとても簡単ですが、肌を清潔に保つ為にも散歩から帰ったら、ブラッシングして汚れやほこりを取ってあげましょう。また、換毛期には抜け毛があるのでこまめに毛を取ってあげて下さい。
ご家庭でシャンプーする場合は、月に1~2回くらいが適当です。あまり洗いすぎると、かえって皮膚トラブルの原因になってしまうので注意しましょう。
また、爪切りや耳掃除も忘れずに行ってください。
性格
知的で優しく、飼い主にとても忠実です。また、訓練に対する覚えもよいので盲導犬や災害救助犬としても活躍しています。しかし、やんちゃで人懐っこいので番犬にはあまり向かないかもしれません。とてもかしこい犬なので、しつけも難しくないでしょう。
最適なお散歩方法
室内で育てることが多い犬ですが、室内の運動だけでは足りないので、適度なお散歩は必要です。1日2回、30分~1時間くらいは運動させて下さい。お散歩は肥満予防だけでなく、ストレス発散や飼い主さんとのスキンシップのにもなります。
また、他の犬と触れ合ったり、いろいろな音に慣れたりして社会性を身に着ける為にも、お散歩はとても大切です。
また、フライングディスクなども得意なので、一緒に楽しんでみて下さい。
ラブラドール・レトリバーを飼う注意
基本的には丈夫な犬ですが、ラブラドール・レトリバーがかかりやすい病気に、股関節形成不全という股関節の異常により、股関節に炎症がおこる病気があります。ふらふらしたり、よろめいりして気が付くことがあります。原因は、先天的なものが多いのですが、肥満により股関節に負担がかかって発症することもあるので、食事には気を付けることが大切です。
また、ラブラドール・レトリバーはたれ耳のため、耳に炎症が起きて外耳炎になりやすいので、時々耳の中が汚れてないかチェックしましょう。
また、ラブラドール・レトリバーは肥満になりやすい犬です。運動も大好きなので、たくさん運動の時間を取ってあげられる方におすすめの犬です。きちんとしつければ、最高のパートナーになるでしょう。
肥満予防になる食餌を
人間食や市販のドッグフードを与え続けると、犬が肥満になる可能性があります。また、添加物など犬にとって有害になるものが含まれている可能性があるため、健康的な食餌とはいえません。
良質な食餌であれば、肥満予防になりますし、栄養価が高く不要なものが入っていないため、健康的な食餌といえます。良質な食餌を選ぶなら、獣医師がすすめるドッグフードがおすすめです。先述したように、余計なものが入っていない上に、栄養価が高く吸収率が良いので、健康的、かつ毛並みや毛づやがキレイになります。
上記のことを考慮しつつ、愛犬のための「食餌」を考えてあげましょう。