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犬のメスの避妊手術について

犬は、老化、生活環境、事故、トラブルなどの要因によって、なんらかの病気を発症する可能性があります。そのため、飼い主の方の愛犬に対する予防が必要です。

今回は犬の病気の予防の一つである「避妊手術」についてお話しします。

避妊手術とは

避妊手術とは、卵子の生殖器を切除し、生殖機能を失くす手術のことです。

メスの避妊手術にによる予防

避妊手術は生殖器が関係する病気の予防ができます。高齢になるとメスは子宮蓄膿症などの前立腺疾患が起こりやすくなります。それらを予防するためにも、避妊手術が有効です。

また、多頭飼育やドッグランなどに行く場合は、気づかないうちに犬同士の交配を避けるのにも役立ちます。

命にかかわる生殖器の病気にかかりにくくなることや、性的な欲求からの解放によるストレスの軽減にもなります。そのため、避妊手術を行った犬と、していない犬とを比べてみると、避妊手術を行った犬の方が寿命が長くなるといわれています。

避妊手術のメリットとデメリット

メリット

①病気の予防

子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、卵巣腫瘍、子宮内膜炎などが予防できます。ただし、乳腺腫瘍では初回の発情前の避妊手術がもっとも効果的で、発情回数が経るごとに、避妊手術をしても乳腺腫瘍の罹患(りかん)リスクは少しずつ高くなります。

②ストレスの開放

犬自身が、陰部の腫大や頻尿への違和感や、性的欲求によるストレスから解放されます。

③長生きする

病気の予防、ストレスの開放のことから、避妊手術を行うと寿命が延びるといわれています。

デメリット

①肥満の可能性

避妊すると、太りやすくなることが分かっています。身体が使うエネルギー量が減るため、手術前と同じ量を食べても消費するカロリーが減ってしまうのが理由です。運動や食餌に工夫による肥満予防に努めましょう。

②攻撃性が増す

もともと攻撃性が高めのメスでは、手術によって女性ホルモンが分泌しなくなることで、さらに攻撃性になるケースがあります。

繁殖を考えていない場合は避妊手術はおすすめ

繁殖を考えていないのであれば、命にかかわる病気やストレスの開放ができるので、避妊手術をおすすめします。しかし、上記のようなデメリットもあるので、それを考慮した上で、行いましょう。